20100426

ブラジル渡航レポート Vol.13

先月渡航したhortenciaさんのレポートです。

イタグアイのこと

リオから車で一時間程の小さな街が、イタグアイ。
コハダン・ジ・コンタスの本拠地です。



サルバドールはとても刺激的な街でしたが。

憧れだったリオにも日帰り観光に行きましたが。



イタグアイが一番好きです。
メストレ始め、コハダンに関わる皆が、家族のように迎えて下さいまし
た。

毎日ゆっくりと時間は流れ、晴れた日にはビーチへ行き、時には一晩中
踊り明かし、
時にはメストレとワインを片手にたわいもない話をしたり。
暇なときは玄関先で涼みながら、ビリンバウを叩いて。
カントーラさんの作る料理はどれも美味しく、大勢でわいわいと食べる
食事はとても楽しかった。
帰国してから軽くホームシックになった程です。
不便なことは沢山あった、と思います。
例えば、冷房がない、バスタブがない、和食は食べられない。
でもそんなことは、二日も過ごせばどうでも良くなります。
そして、東京にいれば避けられない都会ならではの不快感は、ここには
一切ありませんでした。



アカデミーアのこと

夏のアカデミーアは、とにかく暑いです。
レッスンやホーダでひとしきり動くと、皆、お風呂上がりのようでした。
滞在中は、レッスンよりもホーダが多かったです。
慣れない環境で最初は緊張しましたが、緊張してても仕方がない。
今、コンプラーしなければ、もう二度とこの人とはジョゴできないかも
しれない。
あの人ともジョゴしたい、この人ともジョゴしたい。
あ、あの人がジョゴしようって呼んでる。
とにかくジョゴする。
ひたすらジョゴする。
なんだかもう、身体も思うように動かない。(あ、これはいつものこ
と。。。)
でも、夢中でジョゴしました。
普段は積極的にジョゴできない私ですが、本当にたくさん、たくさん、
ジョゴしました。

子供達のこと

レッスン後に練習をしていると、いつも子供達が先生になってくれまし
た。
こうするんだよ、
もう一回、
もう一回、
bem!
もう一回、、、、、続く。かなり長く、続く。
いろいろ教えてくれて、本当にありがとう。
今回、この子供達の姿はとても印象的でした。
まず、姿勢が良い。
礼儀正しく、きちんと挨拶ができる。
それだけでもう、世界中どこへ連れて行っても恥ずかしくありません。



今、ブラジル経済は右肩上がりだといいます。
発展してゆけば、今のブラジルの良さが損なわれる可能性も否めないの
でしょうが、
彼等の未来の選択肢が少しでも増えればいいな、と、切に願います。
頑張れ、ブラジル。



帰国して、翌日のレッスンに行くと、東京のコハダ
ンメンバーが「おかえり!」と迎えてくれました。
自分でもびっくりするくらい、「おかえり!」が心
に沁みました。
ブラジル渡航前にも何度か耳にしていた、「コハダ
ンは家族」という言葉。
ブラジルへ行って、その意味を理解しました。
コハダンのメンバーだからという理由で、ブラジル
ではあんなにも温かく迎えて頂いて、
涙、涙のお別れをして東京に戻ってきて。
そして東京にも、ちゃんとコハダンがありました。
それがとっても嬉しかった。



長いレポートにおつきあい頂いてありがとうござい
ます。
でも、どんなに言葉を重ねても、あの素晴らしい時
間は書ききれません。
きっとこれまでにレポートを書いた方々も同様のは
ずです。
それぞれ違う時期に渡伯しているのに、驚く程感じ
た物は共通しています。
行けばきっと、分かります。

今回、ブラジルへ行って、
ブラジルが大好きになりました。
カポエラがもっと好きになりました。
コハダンがもっともっと好きになりました。


最後に。
「ブラジルのいいとこ、たくさん見せたる!」と、
ブラジルへ連れて行ってくれた渡部先生と宮野さん、
この貴重な経験の、奇跡の様な第一歩を作ってくれ
た侍先生に、
感謝の気持ちを込めて。


ブラジルレポート終了です。



hortencia

20100405

支部長ブログVol.43

月毎にランダムに東京・千葉・神奈川・静岡・新潟支部長が記事を書いて投稿していきます。

日本支部代表池村


早いもので、昨年のお花見から一年が経ちました。
碑文谷公園にてお花見がてらカポエイラのホーダをしたのは記憶に新しいと思います。

今年は学芸大学駅の商店街や地域の皆さんで構成される、碑文谷クラブさんからの御依頼で、3月28日(日)第10回桜フェスティバルに参加させて頂きました。

当日は真冬並の冷え込みで、グラウンドでのパフォーマンスを1時間頂いていたのですが、流石に体の芯まで冷え込みました。


目黒区長の挨拶でお祭りが始まり、皆でラジオ体操。
午前中は太極拳、そして深川太鼓の方々が袖無しの衣装で頑張っていたので、負けてられないと元気をもらい、盆踊りの方々に交じりウォーミングアップ。



カポエイラを前半披露して体験会。


その後マクレレを披露して体験会。


最後はサンバで皆で盛り上がろうという流れでしたが、なかなか輪の中に入って来る人はいませんでしたね。子供連れの方は、子供に体験してもらっていつの間にか一緒になってという感じで、楽しんで頂けていたと思います。

少し残念だなあと思った事は、あまりお祭り自体知られていないのかなという印象をうけたのと、若い人が少なかった気がします。

寒かったとはいえ、真冬ではないのでもう少し地元の人や、お祭り目当てに違う地区から人が来る位になれば素敵だなあと。

パフォーマンスは10分位で、体育館を借りて、無料体験会を公に発表して沢山集まって貰う等も良いかなとも思います。

カポエイラだけではなく、体育館で出来る流行りのジャンルをどんどん取り入れて、子供から大人まで楽しく参加できるもの。結果的に人が集まれはお祭り自体も盛り上がるはずなので、地元として何か提案が出来ればと思いました。

学芸大学商店街を何卒よろしくお願い致します。

世田谷教室のある代田橋から程近い、杉並区の沖縄タウンも素敵ですのでごひいき頂けたら幸でございます。

代表池村

神奈川支部代表中嶋先生、新潟支部副代表吉田さん
Boa viagem!

支部長ブログVol.42

月毎にランダムに東京・千葉・神奈川・静岡・新潟支部長が記事を書いて投稿していきます。

神奈川支部代表 中嶋



本日から5月2日までの約1ヶ月、ブラジル本部へ行って参ります。


昨年の渡伯から1年が経ちました。

この1年で


どれだけ近づけたのか

それとも遠ざかったのか


どちらにしても、楽しみです。



ブラジルのみんなに会いに、そして自分に会いに、行ってきます!

20100402

ブラジル渡航レポート Vol.12

先月渡航したArecrimさんのレポートです


時差12時間、日本の真裏の国ブラジル
カポエイラに出会った時から行きたいと恋い焦がれたブラジルそして帰って来た今、ブラジルへと戻りたいと思うくらいこの3週間ブラジルに恋いしてしまう日々を過ごしてきました。どうしてこんなに魅了されてしまうのか?

ブラジルという国の魅力を少しでもお伝えできればとレポートを書きたいとおもいます。


Natureza(自然)
自然 この言葉が本当にぴったりの国だと思いました。食事1つとっても、肉の味、野菜の味、フルーツの味、どれをとってもその素の味がしっかりと出ている。
調理されていても食材本来の味がしっかりとしている。
日本で食べるより1つ1つの個性がしっかりしている。
そんなものを食しているからなのか?
彼らブラジル人は本当に飾らず自然。
うれしい時はうれしい。悲しいときはかなしく、楽しいときはたのしく、体全身をつかって表す。
そして人懐こい人が本当に多い。



サルバドールでカポエイリスタの集まるアカデミーアに行く途中
「君たちはカポエイリスタか?」
と聞かれ
「そうだよ」
と答えると
「俺達もカポエイリスタだ!じゃぁ僕らはもう、友達だ」
と何度もいたる所で言われた。

何も知らない初めて会った人達にカポエイラという共通点だけで
うれしそうに友達だ!と言える彼らに出会えて幸せな気分になりました。


Ligar(繋がる)
カポエイラを始めて早3年。
まだまだ知らないことが多いものの覚えたことも3年分。
ブラジルにいる間さまざまな所でカポエラの歌の歌詞に出会いました。
レストランに入ればデンデオイルが出てきて歌ってみたり、メルカドモデーロに行って歌ってみたり、



スーパーで食材を見ては歌を思い出してみたり。
「あっ!この歌はこの事だったのかぁ。この場所だったのか!」
と、いろいろと繋がった気がしました。また、いつも聞いてるCDのメストレに出会えたり!
遠くに感じていた人が目の前にいる喜びは本当に信じられない感じでした。カポエイラの歴史や歌詞の意味、歌っているメストレのこと、
様々なことをもっともっと学び、実際に触れることによって
今よりもっと深く豊かなカポエイラができるのではないか?



歌うことも、楽器を弾くことも技を磨くことも歴史を知ることもすべてが大切で、
1つに繋がるのだと感じたきがしました。

Sol(太陽) 
サルバドールではよく朝ビーチを散歩しました。ビーチは朝から太陽が好きなブラジル人で大賑わい。
平日でも朝から泳いで歌って踊ってる。子供も大人も大はしゃぎ。
イタグアイでも暑い昼ごろによく散歩をしました。強い日差しにも、太陽の暑さにも
「太陽大好き!暑いの大好き」
と太陽に負けないくらいの笑顔でそう話すブラジル人達。こんなに太陽を愛している国はないのではないか?と思うくらい。太陽を愛し太陽に愛されている国ブラジル。
そう感じさせられるくらいブラジルという国は太陽がよく似合う気がしました。



Eles Elas(彼 彼女)
どんなに小さな子供でも皆男性は男性らし、女性は女性らしい。そして皆、姿勢がいい。腰の入った生活を常にしている為かカポエイラのスタイルも体の軸がしっかりしている。
しなやかさ強さは日常から始まるのかもしれない。正しい姿勢で生活すること。女性らしく男性らしくすることその考えがあるからこそブラジル人は素敵なのかもしれない。



Alegre(陽気)
サルバドールで参加したメストレルア・ハスタのホーダは本当に面白かった。
ホーダが始まる前からハーメルの笛吹きのようにビリンバウで人を集めホーダを作るメストレ。
全身から遊び心があふれるようなカポエイラをしてホーダをしきる。
遊びの天才じゃないのかと思うくらいでした。
そしてメストレ デシオももちろん陽気!
ジョゴをする時も遊び心たっぷりにジョゴしてくれました。
普段の生活も少しの日本語とやさしいポルトガル語でたくさん楽しませてくれました。カントーラさんはいつでも何処でも歌にして周りを陽気にさせてしまう。
ブラジルで出会った子供達もとってもチャーミングで面白い。



もちろん大人達だって子供の心を持った大人が多い。
優しく陽気で可愛いイタズラも忘れない。
そんな人たちにたくさん出会い沢山笑顔をもらいました。大切な事は言葉ではなく考えるのではなく感じるままに楽しむこと。
そう、教えてもらった気がしました。


Positivo(前向き)
彼らと話をすると様々な所で素敵な言葉に出会います。蚊に刺された所を見せると「蚊にキスされたのね」と言われ雨が降れば「雨を浴びに行こう」と言う海鮮物がおいしいと言うと「海のフルーツだからね」と言い淡水のことを「甘い水」と呼ぶ。音楽が好きだと言えば「音楽は人を幸せにするからね」と共感し手紙やメールの最後には必ず友達にもAbraçarやBeijarと愛情を表す言葉を添える。とにかく 本当にマイナスの状態もプラスの言葉で気分を変え
人に愛情を言葉にして与えてくれる。
すごく素敵な習慣だとおもいました。


3週間という短い時間の中で決してお金では買えない素敵なものを
いろいろな所から貰えた気がしました。
言葉が流暢に話せない分、全ての感覚を使ってコミュニケーションを取る為か、
心も体も自然体で自由になれた気がしました。
日本の生活では見失いがちな事を教えてもらったと思います。
今感じている思いや感覚を見失わないように持っていられる様に
いつも 心の中にBrasilを持っていたいと思います。




alecrim マツモト チハル

20100319

支部長ブログVol.41

毎月ランダムに東京・大阪・千葉・神奈川・兵庫・静岡・新潟支部長が記事を書いて投稿していきます。

千葉支部代表 中村


B5用紙両面に載せた歌を約1ヶ月に一枚ずつ。
歌の時間を稽古中に設けて4年が過ぎました。
最初は私のクラスだけでしか扱えませんでしたが、生徒さんの協力もあってCD化。
より多くの方に歌を覚えてもらえるようになりました。
今では黄緑帯でもビリンバウを弾きながら歌う絵もよく見受けられます。
皆さんの好奇心を満たしてあげられるよう、今後も色んな歌を仕入れていくつもりです。

しかし今月はあえて第一回歌講座のプリントをまた引っ張りだしてきました。
初めて聞く人も、「懐かしい!」と感じる人も、もう一度取り組み直しです。
何と言っても4年以上前なので頻繁に歌われているもの以外は、私も含め記憶が曖昧になってきているはずです。
初めて聞いた人は歌の返しを覚えて、覚えている人はリード部分やその意味にも目を向けてみてください。

年々歌への関心が深まっているので、今回から行う復習もきっと良い方向にいくと思います。

数曲歌を覚えてそれっきりの人達も、これを機にレパートリーを増やしてください。
私も精進します。

20100304

支部長ブログVol.40

毎月ランダムに東京・大阪・千葉・神奈川・兵庫・静岡・新潟支部長が記事を書いて投稿していきます。

日本支部代表 池村

本日3日、目黒道場主渡部他4名がBrasilへ向け旅立ちました。
Boa viagem!!

ひとつ前のBlogでも『Japones Garantido』について渡部先生が書いていました。

先月末千秋楽を迎えたミュージカル『Garantido』~生きた証~ですが、昨年末にも少し書かせて頂きました。


今回は終わってからの感想と言いますか、オファーから千秋楽までの道のりみたいなものを少し書かせて頂きます。

まずお話をいただいたのは昨年9月頃だったでしょうか。そして実際に稽古が始まったのは12月30日でした。
その前に出演者の方が個人的にカポエイラを習いに来ていましたが、最初にほぼ全員がそろったのは年末です。
その後稽古場に移り、断片的にカポエイラの動きを指導しながらほぼ固まったのは1月下旬ごろだったと思います。ほんのひと月あまりであっという間に動きを吸収していく役者さん達は、流石としか言いようがありませんでした。
10年近く指導してきましたが、この人数が一気にある程度のレベルまで上達するという事は通常はあり得ません。プロの役者さんですから、振付としてカウントを取りながらですが、お互いの間合いを肌で感じながら動いている感じでした。そこへ演出家の手が加わりますから、平べったい物が立体的になり、音楽や映像、衣装まで付くと臨場感が現実以上に感じられます。映画のワンシーンを生で見ているというのでしょうか。

音楽、証明、美術、音響、衣装、映像、アクション、舞台監督、それにかかわるスタッフのみなさん方が、職人として一つの作品を作り上げるという事が、これほど大変な作業なのかと感じながらも、観客的視線で観てみたり、カポエイラ家として観てみたりしている自分自身に面白いなと思えたりもしました。

役者さんは演じていますから、実際どう見えているのかが分かりません。ですからこちらも役者さん目線と演出家の先生目線の二つでカポエイラを見なければいけないなと常に思いながら作業をさせて頂きました。短期間での指導でカポエイラがどこまで表現出来るかの予想は非常に難しい。と、今回特に思いました。

千秋楽を迎え、私個人の感想ですが、カポエイラってこんなに格好良く表現できるんだ。と新たな目線が生まれたという事。そして、カポエイラは性格がもろに動きに出るのですが、役者さんの役ごとの思いで、カポエイラも変化するんだという事。
そして一番大事だと思った事が、作品が何を伝えようとしているのかをしっかりくみ取る事なんだなと。
振りが違った、音楽がずれた、照明が遅れた、セリフが違った、、、、
そういう事ではなく、(作り手側としては重要ですが)作品に込められたメッセージをどう受け止め、何を思うか、何を感じたか、その結果どう変化したのかと自身に問いかけてみる事ではないのかなあと。

大人になってから小さい頃見ていたTVアニメや動揺などを、今になって改めて思い返してみると、凄いメッセージが込められているなとびっくりする事もあります。その時見えなかった、聞こえなかった、感じなかっただけであって、それがいけないのではないと思います。分かる時が来ただけで、それを観るタイミングであったり、興味を持つ、待たないが、その作品をどう受け止めるかに相当大きな影響が出ると思います。その為のキャストであったり、演出であったりするわけだ。興味を持つという事がどれだけ大事か、皆さんもその為にはどうすれば良いのかと日々葛藤している事と思います。
話を聞いてもらうだけの事でも、これはとても重要な事だと思います。

思考は常に変化し、環境も変わる。自分自身も歳をとり、それなりに人生を経験して自信が付く。それにより見えなくなってしまった、聞こえなくなってしまった事も多いはず。常に柔軟でありたいが、完璧にはなれない。そんな自分自身を可愛いなと思えるくらいのゆとりで日々過ごしていきたいと思っております。

頑張りすぎるという事が少々苦手なもので。

今回このすばらしい作品に関われた事、そして観に来て下さった方々、スタッフの皆さま方にこの場をお借りしましてお礼申し上げます。

Muito Obrigado! Obrigado tudo!

20100301

支部長ブログ Vol.39

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東京支部目黒道場主 渡部

JAPONES GARANTIDO

先日ミュージカル「GARANTIDO」を見に行ってきた。
ブラジルに渡った日本人、日系人が第2次世界大戦後の困難を乗り越えていくというストーリーだ。
第2次世界大戦で日本とブラジルは敵対する国となったため、ブラジルに移り住んでいた日本人や日系人は財産を凍結された上に収容施設に強制的に入れられた。
陽気で脳天気に思われがちなブラジル人は、実は一度受けた裏切りは絶対に許さず、いつまでも根に持つという国民性がある。
そんなブラジル社会で日本人や日系人が一度失った信用を取り戻すことはたやすいことではなかった。
まじめで、よく働き、嘘をつかない日本人の国民性を地道に示していくことこそがブラジルでもう一度信用を取り戻すための「GARANTIDO(保証)」だった。


3月3日、4度目のブラジルへ向けて日本を発つ。
2001年の暮れ、縁あってCapoeiraに出会い、それまで特別に思っていなかったブラジルという国が一気に関心のある国へと変わった。
2005年ブラジルに行けることなんか一生に一度しかないかもしれないチャンスと思い3週間の休みを取って日本を発ったはずが、早4度目である。
Capoeiraが僕をブラジルに近付けてくれ、行く度にブラジルの他の文化への関心をも高めてくれている。
今でももっともっとブラジルのことを知りたいという欲求が日々高まっていく。
今まで3度のブラジルはリオ・デ・ジャネイロ滞在のみで、そのほとんどを本部道場のあるイタグアイで過ごした。
しかし、今回は違う。
まず、サルバドールに向かう。
サルバドールはCapoeiraの聖地とも呼ばれる町で、あちこちにCapoeira道場があるという。
3日間と少ないが、可能な限りサルバドールのCapoeiraやその他今ではまだ想像できない色んなものを吸収してくるつもりだ。
どんなものが自分を待っていてくれるのか。
そのあとイタグアイに移動するが、今回は本部道場に留まるだけではないはずだ。
今回の目的は「自分を試す」ことなのだから。
メストレに自分がどうしたいかを伝えた結果、リオのストリートホーダや他のグループのホーダに連れて行ってもらえることになった。
ブラジルというCapoeiraの本場で、違うグループのホーダにおいて自分がいったいどれだけのCapoeiraができるのだろうか?
日本ではCapoeiraを指導している身であっても、ブラジルに行くと日本というCapoeira後進国から来た名も知らないJpaonesが来たにすぎない。
そこで自分が日本人Capoeiristaとして何を示せるのか。

今回のブラジルは僕を含め6名で行く。
それぞれが持ち帰ってくるものは、まだブラジルに行っていないメンバーやこれから行こうとしているメンバーにとっても大きな財産になると思っている。
何かの縁あってCapoeiraに出会い、Capoeiraをしているメンバーにとってブラジルという国は多かれ少なかれ関心のある国だと思う。
ブラジルという国をCapoeiraだけという狭い視野で見てほしくないとも思っている。
Capoeiraが今に至るまでの歴史、Capoeiraとともに発展してきた文化などももっと知ることができたら、もっともっと楽しいはずだ。

現在日本にいるブラジル人は、日本に住んでいる外国人の中で国別の人口では第3位である。
しかし、その割には普段あまり関わりをもってない現実もある。
ブラジルで苦しい時代を乗り越えてきた日本人の子孫も多く日本にいるというのに。
ブラジルから帰ってきたら、まだまだ日本でもできそうなことがいっぱいありそうだ。
日本人として、日本人Capoeiristaとして何をやっていけるのか。


今の時代において自分が示せる「Japones Garantido」を見つけにブラジルに行ってきます。

20100218

支部長ブログ Vol.38

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東京支部目黒道場主 渡部

頭と肚(はら)

人の評価は肚で決まる。
立派な人のことを「肚のできた人」と言い、金払いのいい人を「太っ肚な人」と言う。
また、表と裏で違う顔を持つ人は「肚黒い人」と言われる。
高い買い物をするときは「肚を決め」、相手と分かりあえるまで話し合うときは「肚を割って」話す。
それに対して頭はと言うと、現代社会では頭の回転の良い人が重視されることが多いが、一昔前までは大事な場面で頭に頼ろうとする人は「頭でっかち」と批難されていた。
これは今ほど脳の働きが研究されていなかったからかもしれないのだが。
先人たちが長い経験の中で培ってきた身体への意識というものは言葉という形で今も受け継がれている。
しかし、何もかもが便利になった現代社会では、昔ほど身体の隅々までの意識に頼らずともできてしまうことが多くなってしまった。
その結果受け継がれてきた言葉にも変化が見られ、身体の変化や状態を表す言葉が残っているにしても身体への意識とは繋がりのないただの言葉へとなりつつある。
例えば、怒ることを昔の人たちは「肚がたつ」と言っていたのが現代では「頭にくる」と言う。
これは身体への意識が変われば言葉も自然と変化してしまう良い例である。

僕はカポエイラにおいてレッスンや自主練は「頭」、ホーダは「肚」という認識を持っている。
レッスンや自主練から得る知識や積み重ねた経験は自分自身を大きくしてくれる大事な要素である。
大学時代に僕が所属していたスポーツ・バイオメカニクス研究室の教授はよく「知ることは強くなること」と言っていた。
しかし、ホーダの中でのジョゴにおいて大事なことは「相手の肚を読む」ことである。
目の前の相手がいったい何を考えているのか、次に何をしようとしているのかを瞬時に判断するには頭で考えていては遅すぎる。
レッスンで習ったことを思い出しながら動こうとすれば、闘っている相手は目の前の人ではなく自分の記憶になってしまう。
これはジョゴにおいてはとてもさみしいことだ。
メストレ・デシオはよく「レッスンでやったことはホーダでは忘れろ。ホーダでは目の前の相手に集中しろ。レッスンで積み重ねたことはあるとき突然引き出されるものだ」と言っている。

ブラジルのイタグアイ本部では週に4回約1時間のホーダが行われている。
ホーダこそがカポエイラであり、そのホーダを豊かにするために日々のレッスンが行われている。
ホーダだけではなかなか得られない経験をレッスンは与えてくれ、失敗しても理解できるまで何度も反復できる。
しかし、それをホーダまで持ち込まないのがブラジルの素敵なところだ。
日本ではまだまだレッスン中心だから、ホーダとレッスンの境目がまだしっかりできてないように思える。
ただ、今の積み重ねもやがて日本のホーダをいずれブラジルのホーダにも劣らない「肚の据わった」ホーダへと繋がっていくのだと信じている。

その点、子どもたちは今でも肚でジョゴをする天才である。
子どもたちは相手の表情や周りの空気を敏感に察知し、それを頭でいちいち考えることなく行動に移せる。まさに本能でジョゴをしている。
しかも子どもは大人を解放してくれる。
子どもを相手にしてジョゴをするときは、子どもの動きに常に集中していなくてはいけない。頭で次に何をするか考えていては子どもの動きの変化についていけないばかりではなく子どもを危険にさらすことにもなる。
だから、子どもとジョゴをするときは大人たちも自然と肚でジョゴができるようになる。

成長の過程において、人はいつから頭が優先されてしまうのだろうか?
こんなことを言っている僕もまだまだホーダにおいて頭にチラつく雑念にしばし振り回されてしまう。
修行僧のように煩悩を振り払い、肚を練り上げる時間を持つだけの余裕をもっと持ちたい。
僕にとってホーダこそその時間なのだ。
いつでもホーダを求めて自分の身体が疼いている。

♪Avisa meu mano
Avisa meu mano
Avisa meu mano
Capoeira mandou me chmar♪

(仲間に伝えといてくれ。カポエイラが俺を呼んでいるからと)

20100206

支部長ブログVol.37

毎月ランダムに東京・千葉・神奈川・静岡・新潟支部長が記事を書いて投稿していきます。

日本支部代表池村

サークル活動について少し紹介させていただきます。
現在東京で管轄しているサークルは、福島サークルと秋田サークルです。
秋田に関しては今年に入ってからできたばかりでまだメンバーは代表のみです。
サークルが出来る経緯として、地方からカポエイラを求めて上京し、色々な団体を見て回り、ここと決めたところへ入会し、地元で自主練習に励みながら月に一度は東京へ稽古に出向く。
ある程度慣れてきたら地元でサークル活動を開始して仲間を増やし、徐々に団体らしくなり、指導資格を得たら支部として立ち上げになる。何年かかるかは分からないが、やる気次第ではそうかからないはずである。
これ以外では転勤や帰郷。これはどうしようもない場合が多い。静岡に帰郷した西村は地元の空手教室の空き時間を利用して支部活動を開始した。徐々に人が集まりつつある。良い流れである。

海外の場合は他団体の門をたたく事が殆どで、今ではアメリカや中国で他団体に移籍しながらも元気にカポエイラを続けている者もいる。一時帰国した際に顔を出してくれる事もあり、良い刺激をもらったり、近況を聞いてほっとしたり色々である。

今までに、このようにサークル活動から支部になったのは新潟である。
新潟支部は昨年の7月に支部になったばかりだが、かれこれ代表の綱本は7年くらい行き来していた。東京から結婚を機に新潟へ引っ越したインストラクター吉田と供に立ち上げる形になったのだが、色々なご縁で今では10数人のメンバーに囲まれ、小さいながらも活気がある支部の一つである。

遠いから諦めるのではなく、行動し、実現させる。
このような活動が自分の為でもあり、結局は同じように思っていたがどうしようもなかった仲間の為にもなる。もちろん私達もいつも良い刺激をもらい、互いに切磋琢磨しながら稽古し、互いを高めあえる環境が徐々に出来上がっていくのをいつも楽しみにしている。

これからも前進していってもらいたい。

そして、地方へ行った際は是非足を運んでみて下さい。
以下HP

福島サークル 福島県郡山市で活動

秋田サークル 秋田県鹿角郡で活動

新潟支部 新潟市で活動

静岡支部 静岡市で活動

Ate mais
代表池村 

20100204

支部長ブログVol.36

毎月ランダムに東京・千葉・神奈川・静岡・新潟支部長が記事を書いて投稿していきます。

千葉支部代表 中村


昨年末から地域活動支援団体でストレッチとカポエイラのクラスを始めました。
心の病を抱えている方の自立を手助けする場を提供している代表の方からご相談をいただいて、週に一度施設を訪れてレッスンを行っています。

私自身こういう場での活動は初めてだったので代表の方と相談しながらレッスンの方向性を模索しました。
レッスンを始める前に精神的な病を抱える人たちは体を動かすことに対して抵抗がある人たちが多いと伺っていたのですが、みなさん真剣な面持ちで私の話に耳を傾けてくれています。
回を重ねるごとに顔色が良くなって出迎えて下さる方がいたり、「体重が●●kg減りました!」と笑顔の報告があったりと、今では私自身もみなさんから元気を分けてもらっています。

体を動かすと当然ですが疲れます。
だからといって日々の仕事に追われるだけの生活にしてしまうのは一番良くないことです。
強引に時間を作って好きな事をする。(これは健康面を考えて運動が良いでしょう。)
そして仲間と会う。
そういう習慣をつけることが必要です。
そうすることで生活の中に充実感はうまれますし、仕事と生活だけでバテてしまう弱い心と体からも卒業できます。

目先の楽が先々の良いものと結びついていることはほとんどありません。

だからこそみなさん、多少強引に時間を作って好きなことをしましょう。
そしてやり続けましょう。
生きるために働くのではなく、好きなことをするために働きましょう。
その方が人は魅力的になります。
魅力的になれば仕事も私生活もうまくいくことが多くなります。


良い歯車を回す最初のきっかけは、億劫でも「えいや!」と行動するその第一歩目なんだと思います。

20100130

ブラジル渡航レポート Vol.11

東京支部所属Iguana

年内にはブラジルレポートを・・と思っていたのに、気がつけば2010年。

いつかは行ってみたいと思っていたブラジルにまさか我が娘まで一緒に行くとは思ってもみなかった。娘にとって初めての海外。1日以上の長旅、インフルエンザやその他の病気、治安…心配してもキリがなく、最後には何とかなると開き直り出発。

 はじめましての私たちをブラジルの皆は温かく迎えてくれた。子ども達が率先して娘の面倒を見てくれてとてもありがたかった。

 レッスンでは日本とは違った雰囲気にはじめは緊張した。娘がいたのでなかなか思うようには参加できなかったが、参加した中でも印象的だったのがサンドバッグレッスン。ブラジルに行った人達から聞いてはいたが、かなり痛い。一発殴っただけで心が折れそうになる。男性陣は痛さのあまり笑っていた。その横で女の子達が「もっと強く!もっと!!」とお互いをあおりながらビシバシやっている。そんな姿や力強いジョゴを見て、女の子達の負けん気の強さに感心しつつ、とても良い刺激となった。

 普段の生活といえば、日本での慌ただしさが嘘のように時間がゆっくり過ぎて、とても心地良い。晴れた日に洗濯干し場から外を眺め、ガス屋の音楽を聴いてボーっとしている時がたまらなく好きだった。食事も全ておいしい。三食しっかりすぎる程に頂いたので、後半はカポパンがきつかった。メストレに連れて行っていただいた教会もとても素晴らしかった。皆で歌ったり、握手をしたり、ハグしたり・・温かい気持ちになる。

 昔のカポエイラ三昧の生活から一転、出産・子育てと思うようにレッスンに参加出来ず、少し距離すら感じていたが、ブラジルに来た事、現地の温かくそして素晴らしい人達に出会った事で、再びカポエイラを身近に感じる事が出来た。これからも焦ることなく自分のペースでカポエイラを続けていきたい。そしていつかまた娘とブラジルへ・・・

 長旅の間、滞在中と娘の面倒をみてくださったチグリ先生、コドルナさんありがとうございました。

 そしていつもレッスンで娘のことを気にかけてくれる皆さんありがとうございます。 この場を借りてお礼申し上げます。

Iguana

20100112

支部長ブログVol.35

大阪支部代表窪山

皆様
明けましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いします♪

どうもコハダン大阪のソケッチこと窪山です。
大阪も御陰さまで今年で10年になります。
ほんま10年間ほぼ毎日カポエイラしてきたんですが
飽きません!
と言いながらも実はたまに飽きるんですが(笑
寝て起きたらまたやってしまうんですね。
カポエイラのビデオ見たり、音楽聞いたり、ほんでもってまた体動かして、ほんでまた飽きて、、ほんで、、、
それだけ奥が深いっちゅう事やと思います。

でもどんだけカポエイラ好きで上手でも縁の方が大事です。
新しい出会い、仲間、先輩、後輩、先生を大事せんと何の意味もありません。
相手がおらな技術なんて何の意味もないんです。
みんなをリスペクトです。
10年間毎日カポエイラして解った事です。
こんな当たり前の事が解っただけです(笑


年末ホーダの写真です

20100107

支部長ブログ Vol.34

月毎にランダムに東京・千葉・神奈川・静岡・新潟支部長が記事を書いて投稿していきます。

東京支部目黒道場主 渡部

人生最強の今

僕は今日から今年のレッスンがスタートです。
今年の目標も「去年の自分より強くなる」で、毎年同じ目標です。
これは自分にとってあまりにも簡単すぎる目標で、目標に設定することすらおかしなことと思うくらいです。
日々強くなり続けることは当り前なことで、日常生活の中の普通の出来事です。
ただ、これ以外に大した目標が見つからないんです。
問題は、強くなっている自分を日々実感しながら生きているかどうかだと思っています。

30歳を過ぎて昔に比べて持久力が落ちた、ジャンプ力が落ちたなどということは自分を構成する要素のごく一部が落ちたに過ぎません。
そんなことくらいそれだけを伸ばそうとすればまだまだ可能なことだと思いますが、そんなことだけに焦点を当てるのはもったいないことです。
今まで生きてきた人生の中で起こったすべての出来事を経験している今の自分は、まさに人生最強です。
どんなに素晴らしい過去も今の自分にとっては通過点の一つです。
そんな今の自分も明日の自分にあっさり置き去りにされていきます。

今年も目黒道場に多くの人が来てくれると思います。
ぜひ、みなさんも自信満々に道場に来てください。
道場に来るときは難しい顔、暗い顔で来ないでください。
みんな仕事や学校などで色々忙しい中わざわざ時間を作ってカポエイラをしにきてるということは、みんな絶対にカポエイラが好きなはずです。
好きなことをするときは自然に笑顔がこぼれるはずです。
今、目の前のことが困難なことであっても、いつもより調子が悪くてもそんなことは些細なことです。
それを含めても今の自分は人生最強なんです。

だから、いつでも自分に言い聞かせてください。
「私は人生最強の今を生きている」と。
きっとこの1年も素晴らしい年になること間違いなしです!

20100102

謹賀新年

Feliz ano novo.

昨年は、大変お世話になりました。
年越しのイベントも無事終わり、気分を改め、新年を迎えることができました。
道場を解放してくれた道場主渡部先生に感謝です。

昨年は昇段式やイベント事、新しい支部やクラスの開校など色々とありました。中には怪我をしてしまった人もいますが、復帰に向けみな前向きに自分と向き合い、日々前進しております。

ブラジル国旗にはOrdem e Progressoと書かれています。秩序と前進という意味ですが、私達もカポエイラの秩序を守り、日々稽古し前進していきたい次第であります。


皆様のご健康とご多幸をお祈りいたしております。

日本支部代表池村

支部長ブログVol.33

月毎にランダムに東京・千葉・神奈川・静岡・新潟支部長が記事を書いて投稿していきます。

静岡支部代表西村(Cascudo)です。

年の暮れから年明けにかけてカポエイラをして過ごす東京支部の恒例のイベント年越しホーダに参加しました。
しっかりと数えていませんが参加者は20名ちょっとくらい。
以前より人数が少ないかな?
古い生徒は結婚したり、子供も出来たりとなかなかこの日付、この時間帯はつらいですよね。
現在、静岡で活動しているためジョーゴをする機会がほとんどありません。
その為、出来る限りジョーゴに入るように心がけました。

ブラジルから帰国後に東京に練習に行くことが出来なかったので、久しぶりに東京の人たちとジョーゴをしましたが、みんな上手くなっていてびっくりしました。
自分ももっと練習をしないと(減量もね)と思いました。



ホーダの後は、初詣(自分は留守番してましたが)をして、明け方まで今回のホーダの映像を見たりまったり。
やっぱり、ホーダの映像は多人数で見ながら話のがいいですよね。



最後に静岡支部の近況報告です。
昨年の6月から静岡支部を立ち上げて、初の会員が入会しました。
今年は、もっと会員が増えて今年のバチザドに昇段できる人が出るように頑張りたいです。
今年もよろしくおねがいします