20100426

ブラジル渡航レポート Vol.13

先月渡航したhortenciaさんのレポートです。

イタグアイのこと

リオから車で一時間程の小さな街が、イタグアイ。
コハダン・ジ・コンタスの本拠地です。



サルバドールはとても刺激的な街でしたが。

憧れだったリオにも日帰り観光に行きましたが。



イタグアイが一番好きです。
メストレ始め、コハダンに関わる皆が、家族のように迎えて下さいまし
た。

毎日ゆっくりと時間は流れ、晴れた日にはビーチへ行き、時には一晩中
踊り明かし、
時にはメストレとワインを片手にたわいもない話をしたり。
暇なときは玄関先で涼みながら、ビリンバウを叩いて。
カントーラさんの作る料理はどれも美味しく、大勢でわいわいと食べる
食事はとても楽しかった。
帰国してから軽くホームシックになった程です。
不便なことは沢山あった、と思います。
例えば、冷房がない、バスタブがない、和食は食べられない。
でもそんなことは、二日も過ごせばどうでも良くなります。
そして、東京にいれば避けられない都会ならではの不快感は、ここには
一切ありませんでした。



アカデミーアのこと

夏のアカデミーアは、とにかく暑いです。
レッスンやホーダでひとしきり動くと、皆、お風呂上がりのようでした。
滞在中は、レッスンよりもホーダが多かったです。
慣れない環境で最初は緊張しましたが、緊張してても仕方がない。
今、コンプラーしなければ、もう二度とこの人とはジョゴできないかも
しれない。
あの人ともジョゴしたい、この人ともジョゴしたい。
あ、あの人がジョゴしようって呼んでる。
とにかくジョゴする。
ひたすらジョゴする。
なんだかもう、身体も思うように動かない。(あ、これはいつものこ
と。。。)
でも、夢中でジョゴしました。
普段は積極的にジョゴできない私ですが、本当にたくさん、たくさん、
ジョゴしました。

子供達のこと

レッスン後に練習をしていると、いつも子供達が先生になってくれまし
た。
こうするんだよ、
もう一回、
もう一回、
bem!
もう一回、、、、、続く。かなり長く、続く。
いろいろ教えてくれて、本当にありがとう。
今回、この子供達の姿はとても印象的でした。
まず、姿勢が良い。
礼儀正しく、きちんと挨拶ができる。
それだけでもう、世界中どこへ連れて行っても恥ずかしくありません。



今、ブラジル経済は右肩上がりだといいます。
発展してゆけば、今のブラジルの良さが損なわれる可能性も否めないの
でしょうが、
彼等の未来の選択肢が少しでも増えればいいな、と、切に願います。
頑張れ、ブラジル。



帰国して、翌日のレッスンに行くと、東京のコハダ
ンメンバーが「おかえり!」と迎えてくれました。
自分でもびっくりするくらい、「おかえり!」が心
に沁みました。
ブラジル渡航前にも何度か耳にしていた、「コハダ
ンは家族」という言葉。
ブラジルへ行って、その意味を理解しました。
コハダンのメンバーだからという理由で、ブラジル
ではあんなにも温かく迎えて頂いて、
涙、涙のお別れをして東京に戻ってきて。
そして東京にも、ちゃんとコハダンがありました。
それがとっても嬉しかった。



長いレポートにおつきあい頂いてありがとうござい
ます。
でも、どんなに言葉を重ねても、あの素晴らしい時
間は書ききれません。
きっとこれまでにレポートを書いた方々も同様のは
ずです。
それぞれ違う時期に渡伯しているのに、驚く程感じ
た物は共通しています。
行けばきっと、分かります。

今回、ブラジルへ行って、
ブラジルが大好きになりました。
カポエラがもっと好きになりました。
コハダンがもっともっと好きになりました。


最後に。
「ブラジルのいいとこ、たくさん見せたる!」と、
ブラジルへ連れて行ってくれた渡部先生と宮野さん、
この貴重な経験の、奇跡の様な第一歩を作ってくれ
た侍先生に、
感謝の気持ちを込めて。


ブラジルレポート終了です。



hortencia

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