20110121

支部長ブログVol.62

月毎にランダムに東京・千葉・神奈川・静岡・新潟支部長が記事を書いて投稿していきます。

日本支部代表 池村

だいぶ遅れてしまいましたが、明けましておめでとうございます。
本年度もこちらのブログ『BAR da GLORIA』、そしてCapoeiraともどもよろしくお願いいたします。

さて、2011年度最初の更新となりましたので、何を書こうかと色々悩んだのですが、考えても仕様が無いという事で、思った事を津々浦々と。

このブログのタイトル『BAR da GLORIA』ですが、読み方はバールダグロリアです。
意味は栄光のバーと言う感じですね。バーはお酒を飲むバーの事で間違いないですが、ブラジルでは昼はランチや軽食、ちょっとしたお菓子やパンやケーキ等を扱っているところもあります。

夜は近所の皆が集まって、夜な夜なお酒を飲みながら話に花を咲かせる場所になります。決して都会の夜景を楽しみながら、素敵な女性とカクテルでもひっかけながら酔いしれると言うイメージではありません。
日本だと大衆酒場のような場所でしょうか。カラオケが置いてあるところもあります。しかしブラジルは外に置いてあります。これが面白い。

なぜこの名前かと言いますと、私達の団体本部の館長宅の近所にこの『BAR da GLORIA』がありました。
ありましたというのは、現在は閉店してしまい、メインストリートの近くで違う商売を始めたようで、少しさみしい気がします。ここは、日本人も住み込み稽古の時に必ず行く場所でした。夏場は通りに面した壁に50cmくらいはあろうかというシャワーがいつでも使えました。館長宅のシャワーがでなくなった時などに使わせてもらう時もあったようです。

GLORIAさんとのツーショット 2004年の写真


本部リオデジャネイロの館長宅は、地域に密着した生活を送っています。ですので、言葉は悪いですが近所の悪ガキがよくカポエイラを習いに来ては、館長に説教されて更生させられながら大きくなっていきます。

小さい頃習っていて、長い事離れていて今では立派なギャングに成長していたとしても、カポエイラ道場に顔を出せばあの頃の顔に戻ります。そしてやはり館長はいつものように説教をします。何でしょうか、怒られに来ているのか、カポエイラをしに来ているのか、その辺は私達には分かりませんが、どんな子にも親身になって接しています。一見怖そうですが、親身になれるからこそ本気で説教できる。そしてどんな問題にも立ち向かうからこそ、『怖そうだけれども本当は優しい』という事なのでしょう。

人が成長する時は、失敗から学ぶ訳で、失敗を恐れては前へ進めません。
ただ、物の善悪はわきまえなくてはいけないと思います。それを前提として、とにかく問題でも何でも逃げずに立ち向かい、うまく行かない時も、行く時もあると思います。過ぎてみればたいがいそんな事もあったな~と言う感じです。

ブラジルでは悪に染まってしまう事が多いようで、そんな地域で育った館長は私達とは次元が違いますが、日本人は日本人としてのまじめさや謙虚さがあります。どうして、なんで等と考える前に自分達が謙虚に行動すれば、誰でも信用を得られます。そして仲間が増えます。気負う必要はありません。

ブラジルはブラジル。日本は日本。そしてカポエイラはブラジルの文化ですが、日本人としてしっかり受け止め、本国に負けない位の実力、そして団体を作っていきたいと思います。

このような決意で2011年を過ごしていきたいと思います。

代表池村


しかし、怒ると本当に怖いです。