20111111

ブラジル渡航レポート Vol.27

ブラジル渡航レポート

神奈川支部木内


ブラジルから無事帰国しました。

日本に帰って3日もすれば、ブラジルでの日々が遠い夢の世界だったよう。

それだけ、毎日きらきらしていて、長くて短い日々でした。

日々、みんなと生活して、ほんの少しだけどブラジルの人たちの生活を垣間見ることによって、今までなかった自分がつくられたり、気づいたり、なくなったり、します。
本当は普段の生活でも同じことがいえるんだけど、ブラジルという非日常を体験することによって、色濃くそれが浮かび上がってきます。

やっていることは日本と一緒。
毎日ご飯食べて、寝て、カポエィラの練習をして。(ブラジルにいる間は仕事はしていないけど)
でも、日本とはちがう。

生命力の強さと、音楽とカポエィラが日常にすごく溶け込んでいる印象をうけました。

Mestre Decioが、ここで子供たちがまっすぐと正しく育つことは非常に難しい。カポエィラを通して子供たちを正しいほうへ導いていきたい、と言っていた意味が、日本にいた時よりもぐっと身にはいりました。ここ、イタグアイの子供たち、大人たちにとって、カポエィラってどんな存在なのだろう。当たり前ですが、日本とは違う、ということを強く感じました。

ブラジルではブラジルのカポエイラがあって、日本には日本のカポエイラがある。
でも、同じカポエイラを通して、コニュニケーションができるのは本当に素晴らしい経験。


ブラジルに行って、上手くなって、強くなって帰ってきたの?

ときかれたら、答えはNO。

でも、沢山のものを教えてきてもらって、感じてきて、受け取ってきたことは確かだから、そこからまた変わっていくのだろう。

今回、つたない私のポルトガル語でMestre Decioに

強さってなんですか?

と質問したところ、私が悩んでいた意図をばっちり受け取ってくれてかえってきた答えに思わず涙しそうになってしまった。
Mestreはなんでもお見通しです。


monitoras
むかって左がmaary 右がsayonara

maaryのお母さんが私と歳が2つしか違わなくて、きゃ~という感じでしたが、2人とも沢山遊んでくれて、お話ししてくれた。
そして、たくさん教えてくれた。
ほほーと思ってしまったのが、maaryが私に教えてくれたジンガと後日Mestre Vagalumeが教えてくれたジンガが全く同じだったこと。教え方、言っていることが全く一緒で、やっぱり親子だわあ、と感心してしまった。

ジンガ1つとってみても力強く、技もきれいなだけでなく、ルタとなっていきていること。

日本で先生方に、生活の全部がカポエィラなんですよ、と言われてきた意味がわかります。
ブラジルの女の子たち、強いです!そして優しくて賢い。
私もそうあるよう、していこう。

最後に、batizadoで沢山のMestre、Mestore DecioのMestre、Mestre Gioreにお会いできたことに感謝します。
日本では上の世代の方にはなかなか会えない環境です。
繋がりと歴史を肌で感じられました。
赤ちゃん、子供、大人、歴史を築いてこられたご年配の方、同じ空間に揃っているということ。
その中で、日本人である私たちがいるということ。


最後に最後に
サムライ先生、チグリ先生、ありがとうございます。
先生や皆さんが築いてこられたものを大切にしたいと思います。
candeia、pantera, alecrin, besouro みんなありがとう。みんなのおかげでこの旅が何倍にも楽しいものとなりました。
これからもよろしくお願いします。

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