20101220

支部長ブログ Vol.60

月毎にランダムに東京・千葉・神奈川・静岡・新潟支部長が記事を書いて投稿していきます。

目黒道場主 渡部

História

今日の昼ごはんをマッキーニョと一緒に食べていたのだが、その時の会話で印象に残ったことがあったので、すぐにでもBAR da GLORIAに投稿しようと思って道場に戻った後すぐに書き始めた。

マッキーニョがいっぱい話をしてくれて(もちろんポルトガル語で)、なかなか理解できなかったこともあったが、その途中で「今はインターネットを開けばいくらでもカポエイラの歴史を学ぶことができるが、昔はそうじゃなかった。じゃあ、どうする?色んなホーダに行くしかない。それらのホーダで出会ったメストレたちからジョゴだけでなく歴史など色々なことを学ぶ。その積み重ねが自分の歴史を作っていく」のようなことを言っていた。(僕の中での理解です)。

カポエイラは400年以上の歴史の中で色々形を変え今に至る。
その歴史を正確に語れる人など誰もいないであろう。
カポエイラを今日まで伝えてきた全ての人にその人の学んできた歴史があり、それぞれに個性あふれる歴史ができ、その人自身も受け継いだ人の歴史の一部となっていく。


僕はいつでも生徒にホーダに行くことを勧めている。
しつこいほどこのブログにも書いているが、ホーダこそがカポエイラなのである。
レッスンはホーダを豊かにするための方法を学ぶ場にすぎない。
カポエイラのホーダで使われている技を練習して習得することだけではカポエイラをしているとは言えないと個人的に思っている。

僕自身、自分で開いたホーダ、ブラジル本部のホーダ、ブラジルのストリート・ホーダ、コハダン日本支部のホーダ、他団体のオープン・ホーダなど全てを含め今年だけで30回以上のホーダに参加してきた。

とにかくカポエイラが好きで好きで、時間さえあれば、もしくは時間を無理やり作ってでもホーダに行っている。
そのホーダに行っていることの意味が、今日、雷が自分に落ちたかのようにマッキーニョの言葉によって知らされた。
インターネットや本で学んだカポエイラの歴史も大事であるが、自分自身の行動が学ぶ歴史を豊かにし、自分の歴史も豊かにしてくれていたのである。
そして、自分もすでに誰かのカポエイラの歴史の中に組み込まれているのであろう。


トリボ・ダ・ルアのプロフェッソール・マンデラが言っていた。
「バイーアにいたら毎日誰かがホーダに行こうって誘ってくる。『いや、今日は…』って言ってもしつこく誘ってくる。『何で行かないの?今日のホーダやばいよっ!』って。だから私毎日ホーダに行くよ。」

今度の土曜日クリスマスだけど15:30から道場でホーダあるよ。
道場のホーダまじでやばいよっ!
大晦日の夜10:30からも道場で年越しホーダあるよ。
年越しホーダも毎年やばいよっ!

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