ブラジル渡航レポート19
先月渡伯したメンバーによるブラジルレポートです。
千葉支部 松森
皆様こんにちは。
千葉支部のChacalと申します。
先日、ブラジル渡航をして参りましたので、滞在中の出来事をレポートさせて頂きます。
滞在初日
夕方、リオデジャネイロの空港に到着。
空港には、カントーラさん、バギーニョさん、 が迎えに来ていてくれました。
空港から、1時間~2時間、車を走らせて、アカデミーアに到着。
メストレ、オウザーダ、ヒアン、ゴヤ、モレージョ、神戸のアンドリーニャ先生が出迎えてくれました。
メストレたちは、自宅のペンキ塗りをしていました。。
昼食を頂き、荷物整理や休憩をしていると、アカデミーアに子供達が集まり練習をしだす。
我々は、これから使う日用品を買出しに。
帰宅後、夜のレッスンに参加。
レッスン内容は、日本の基礎・応用クラスでやっている内容とさほど変わりませんでしたので、ブラジルのレッスンってことで気負うことなく出来たと思います。
最後にホーダを行って終了しました。
滞在2日目
本日は土曜日で、朝にレッスンがあるとのこと。
自分はメストレと一緒に、朝食の買出しにGUANABARA(スーパーマーケット)に。
初めてスーパーマーケットに行ったのですが、驚くことばかりでした。
野菜は台に山積みにされ、Kg単位で売られていて、ハムは大きな塊で売られており、肉は塩漬けにされたものが台に山積みされ、生肉は大きな塊で天井から吊り下げられていて、好きな部位を欲しい量を買って行く感じでした。
こっちでは一回の買い物で、一週間分位の物を買うそうで、皆大きいカートに山盛で買い物をしていました。
帰宅後、朝食をとっていると、ホーダが始まるとのことで急いでアカデミーアに行きホーダに参加。
レッスン終了後は、バチザドで行うマクレレ・サンバ・ジョンゴのメンバーが練習を。
マクレレの最後の決めがうまくいってないらしく、色々と試行錯誤してました。
夜は、メストレ達とワイン。
皆さんも、メストレが日本に来てワインをコーラで割っているのを見たことがあると思いますが、こちらでよく呑まれていたワインは、とても甘くブドウジューズ感覚でグイグイいけます。
滞在3日目
本日は日曜日。
自分らのために、メストレが朝からレッスンをしてくれました。
組み手が難しく理解できませんでした。
レッスン前は、マクレレ・サンバ・ジョンゴのメンバーが練習を。
この日はレッスンのみでホーダは無しでした。
夜はメストレのお兄さんがいる教会に。
自分は教会というものに行ったことがなく、勝手にイメージしていたのもとは全く異なり、神父さん?は、ズボンにYシャツで、劇?みたいなものが前のステージで行われており、歌って踊ったりしていました。
最後に神父さんにお祈りをして帰宅。
途中、電気が消え真っ暗になったのだが、演出か思っていたら停電だったらしい。
たいした騒ぎにもならず、進行していったので分かりませんでした。
こっちでは停電はよくあることのようです。
滞在4日目
本日は月曜日だが、大工さん日?で祝日でした。
いつも行っている、GUANABARAは休みで、その通りにある沢山のお店も大概が休みでしたので、いつもとは違う肉屋さんと八百屋さんで買い物。
八百屋さんでは、アボカドが砲丸玉位の大きさでびっくり。
マンゴーも大きかった。
林檎は日本のよりも小さかった。
昼は特に何も無かったので、自主練を。
夜は、メストレレッスン。
レッスン前は、いつも通りマクレレ・サンバ・ジョンゴのメンバーが練習。
この日は、メストレ バガルーミさんの息子のビット君の誕生日ホーダーがあった。
8歳になったそうです。
顔はかわいいのですが、バク転、マカコ、ホンダナ等を簡単にこなしてしう末恐ろしい8歳です。
滞在5日目
朝食を頂いて一息ついていると、マッキーニョさんがアカデミーアに。
バァリカナの木でビリンバウを製作していたので手伝う。
手順としては、
長さを調整した後、木の表皮を剥がし、やすりがけをする。
次に、アラーミを掛けるための箇所を削り細くする。
最後に、先端に厚い皮を釘で打ち込む。
という流れで6本ほど製作。
途中、道具を買いに道具屋さんに買出しに行ったりと、いい経験をさせてもらいました。
夜は上級者レッスン。
メストレ ミスチッソさん、メストレ ドゥンガさんが参加。
遅れて、コントラメストレ ショコラッチさんも参加していました。
レッスン内容は、
ミット打ちや、サンドバックへ蹴り込み。
チューブを巻いての蹴り込み。
二人組での組み手。
筋肉トレを行い、終盤はヘトヘトでした。
しかし今日行った内容は、とても楽だったらしく、いつもはこの倍ぐらいするそうです。
滞在6日目
朝食を頂き一息ついていると、メストレが帯を作っていたので手伝いつつ見学を。
ロープの束より1本ずつ切り出し、ほどけないよう切った箇所を結ぶ。
次に、先程作った帯をガスボンベがセットされている鍋にいれ、染料を入れて煮込み、染色された帯を日陰干しし完成。
侍先生、チグリ先生、ガファニョートさんは、コントラメストレと、メストレ帯を作っていました。
コントラメストレと、メストレ帯は上の方法ではできないので、筆に塗料をつけて塗っていました。
気が遠くなる作業をお疲れ様です。
夜は、マッキーニョさんの教えているクラスに参加。
日曜日に行った教会でレッスンをするとのことで徒歩で移動。
基本の蹴りを行いホーダを。
遅れてくる子の結構いて、最終的には小学生位の子が30人以上はいました。
カポエイラを初めたばかりで、アマーダ、プレザを蹴れなくても、ホンダナ、マカコが出来る子が沢山いて驚きました。
みんなカポエイラが大好きなようでした。
滞在7日目
朝食後、侍先生とチグリ先生は、引き続き帯の製作。
自分は、アカデミーアの掃き掃除を。
掃除の最中折れているビリンバウを発見し、掃除終了後バケッタを製作。
竹で製作したことはあったのですが、ビリーバの木からは初めてで、とても固く大変でした。
ナイフで削って、やすりをかけて完成。
午前中いっぱい掛かってしまいました。
昼食後、一息ついていると、渡部先生と角田さんが日本より到着。
片山さんと中嶋先生は、フェスタで使う肉や飲み物を買いに途中のスーパーに寄ったらしく、17時位に到着。
その後、ガファニョートさんと、モレージョとハテウと4人で、バチザドのチラシを貼りにbar(ちょっとした飲み屋)と学校にいきました。
barに行ったときは、昼過ぎだったのにもかかわらず満席で、テーブルはビールのビンがいっぱいでみんな盛り上がってました。
夜はメストレレッスンでホーダは無しでした。
滞在8日目
バチザド前日ということもあり、朝から沢山の人が出入りしていました。
自分は、メストレと中嶋先生と街に。
途中で、空港からアカデミーアに向かうパラナ支部の先生方と偶然会いました。
色々と用事を済ませて戻ると夕方に。
戻ると、ショコラッチさんが行うホーダがあるということなので向かいました。
現地に着くと、小学校でカポエイラを披露するショーみたいなものでした。
玄関前のロビーみたいな所で、15分~20分ホーダをして終了。
アカデミーアに戻ると、パラナ支部の先生達とアカデミーアの生徒がアクロバット技を披露していました。
動画等をとっておけば良かったと後悔してますが、とてもレベルが高く凄い技ばかりでした。
滞在9日目(Batizado)
バチザド当日。
朝から色々な人が準備やらで大忙し。
朝食をとって、メストレ宅の玄関前に座っていると、マムーチとカスカドゥーラさんが買出しに行くからついてこいと。
ハテウも合流し街に。
買出し後、マムーチと一足先にバチザド会場に。
マッキーニョさんと角田さんと合流し、帯を並べたりと会場設営を手伝う。
こっちでは、Instrutorより下の帯は、並べられている所から自分の帯を勝手に持っていき巻いていました。
その都度ぐちゃぐちゃにされては、並び直しての繰り返しでした。
間もなくしてバチザドが始まり、メストレ帯から順々に行われていき、途中にマクレレ、サンバ、ジョンゴが披露されていきました。
侍先生がメストレに、チグリ先生がコントラメストレに、中嶋先生が昇段、渡部先生がプロフェッソールに昇段されました。
途中に日本からのサプライズの映像が流れ、とても感動的でした。
20時位に無事終了し、荷物を置きにアカデミーアに戻り、ほどなくして車で打ち上げ会場に向かう。
会場は、宿泊施設もあり、プール、グラウンド(サッカーゴール付き)、芝生もありとても広い場所でした。
到着するとすでにみんなは、ご飯を食べたり、ビールを飲んだりと盛り上がっていました。
食事を頂きゆっくりしていると、グリフォーに呼ばれグラウンドでサッカー(4対4のミニゲーム)をすることに。
始まると続々と集り出し、交代交代行う。
1時間ほどサッカーをし、疲れたのでフェスの会場に戻る。
サッカー盤のゲームがあり、すごい人だかりになっていたので行ってみると、バギーニョさんがとてもうまくめちゃめちゃはしゃいでいました。(翌日メストレともやったのですが、メストレもとても上手かったです。)
ビリヤードには、バイヤーノさん達がやっていました。
ブラジルでは、ボールに数字が書かれておらず、2色のボールのみで、自分の決めた色を相手より早く全部落とした人の勝ちというルールでやっていました。
卓球には、すば抜けて上手い2人のプロフェッソールがいて、だれも2人には敵いませんでした。
滞在10日目(Festa2日目)
バチザド打ち上げ2日目。
本部の打ち上げは、1泊2日ということなので驚きです。
朝7時位に起きるとみんなプールに入っていた。
どうやらみんな夜通し騒いでいたようです。
サッカー、ビリヤード、卓球、プールとひとしきり楽しんでいると、Mestre MintirinhaさんとMestre Nacionalさんの歌のホーダが始まるり、続々とそのホーダに人が集まり出す。
そのホーダで、渡部先生がリード歌い、みんながCOROを返す時があり、偶然にもそのホーダの中に自分は、言葉ではいい表わせないグッとくるものがありました。
歌が始まると当然ジョゴが始まるわけで、パラナのバタータ先生とメストレのジョゴが始まり、片方のホーダでは歌を、もう片方のホーダではジョゴをというのが1時間以上は続いたと思います。
自分もそのホーダに参加でき、パラナの先生達や、本部のプロフェッソルやメストレ達とジョゴができ、本当にいい経験になりました。
しばらくするとメストレから止めがかかり、打ち上げ会場でゲーム等を。
言葉がわからないので何をやっているか分からなかったのですが、レディーガガの曲に合わせて即興でダンスを踊ったり、即興で物語を作ったりするゲームを行い、上手く行った人が景品を貰っていました。
最後に、日本の先生方のサプライズがあり、みんなからの色紙とタオルのプレゼントを贈呈し終了。
アカデミーアに戻ると食事も取らずに寝てしまいました。
滞在11日目(滞在最終日)
朝はゆっくりと起床。
朝食を頂き、ひょんなことから山へバリカナの木をとりに山へマッキーニョさんと、パラナのプロフェッソール ジェジュイズさんと3人行くとこに。
車で、リオデジャネイロの反対方向へ車で1時間位行った山へ。
周りは、山、山、山で、採掘場があったりとそうとう奥地に来たようです。
当然、すれ違う車はダンプのみです。
山にはマッキーニョさんが先頭で、道なんか無いためなたで木を切り、道を作って進んで行きます。
道も急勾配で、しかも地面もぬかるんでいて、ランニングシューズで行った自分は滑りっぱなしでした。
南米の山はマウンテンブーツをお勧めします。
進んでいる途中で、真っすぐでいい太さの木があれば切って行くという作業を3時間位行い、全部で30本位切って各々10本位担いで下山。
木も担いでいるせいで下山は一苦労しました。
みなさん足手まといですみませんでした。
無事下山後、アカデミーアに帰宅。
夜は、パラナ支部の先生と日本から来た我々のお別れホーダを行ってくれました。
ホーダ終了後、シュハスコをして頂きとても美味しく、シュハステイロのバギーニョさんありがとうございました。
帰国日
朝、メストレと丘の上のパン屋に買い出しに。
朝食を頂き、荷支度をしていると、グリフォー、カイマン、サヨナラ、マリレーニ、ビットがお別れを言いにわざわざ来てくれた。
14時ぐらいにアカデミーヤを出発し空港に。
メストレ、カントーラさん、ゴヤ、モレージョが見送りに来てくれて、18時55分にリオデジャネイロより日本に向かって出発。
以上が自分が滞在していたときの出来事を簡単にまとめてみました。
今回の渡伯で、暖かく迎えいれてくださった、メストレ、カントーラさん、ヒアン君、オウザーダさん、有難うございます。
お陰様で日本に帰りたいと思うことなく、とても楽しくそして充実した日を過ごせました。
色々と教えてくださった、メストレバガルーミさん、メストレミスチーソさん、メストレドゥンガさん、コントレメストレショコラッチさん、バギーニョさん、バイヤーノさん、パラナ支部のジェズイスさん、バタータさん、セボーラさん有難うございます。
そして言葉の分からない自分を、アミーゴと言ってくれた、マッキーニョさん、ガファニョートさん、モレージョ、ゴヤ、マムーチ、ビットありがとう。
道場に毎日来ていた、コンドー、マリレーニ、サヨナラ、カイマン、グリフォー、ブジューは、自分と同じVerdeAmareloとAmarelo ponta verdeの子が大半でしたので、彼らに負けないよう日本で稽古に励み、彼らの成長を楽しみにしたいと思います。
ブラジルでの自分行動を温かく見守ってくれた、侍先生、チグリ先生、中嶋先生、渡部先生、片山さん、中村愛子さん有難うご御座いました。
団体行動を背中で教えてくれた、アフーダ先生、神戸のアンドリーニャ先生有難う御座いました。
とても勉強になりました。
そいていつも一緒に居てくれた泉君有難う。
とても心強かったです。
最後に、この素晴らしい環境を作ってくださったMestre Decio館長と先生方に感謝し、レポートを終了させて頂きます。
長文になってしまったことをお許しください。
Ate ano que vem!!
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