20090620

レッスンレポートVol.8

ブラジルレポートに続き、普段のレッスンやカポエイラを通して感じたことなどをアップしていきます!第八弾は東京支部Ratelさんです。


Boa Tarde ! こんにちは、東京支部で練習しているRatelと申します。
私はcapoeira(カポエイラ)をやりながら、空手も少々やっています。そこでcapoeiraと日本の武道を通じて感じた事をご紹介します。

capoeiraを表現するときに『capoeiraはcapoeira!』と言うのが一番合うと思うのですが、その中にも武道としての面も大きくあります。
例えば、武道とは『武(武術や格闘技)』を通じて『道(人としての行うべき事)』を説き、『士(徳の高い人や指導者)』を育成するためのものです。
また士として必要な学識や技術があり、それを『六芸』と言います・
この六芸とは、礼(礼儀)・楽(音楽)・射(鍛錬)・御(兵法)・書(文学)・数(数学)の六つです。

capoeiraには礼・楽・射・書があります。人によっては、御・数もあると思います。
先生と仲間達との繋がりの中で、礼儀を身に付け、
berimbau(ビリンバウ:弓形の一弦の楽器)の演奏や歌う事で、音楽を楽しみ、
レッスンや型を行うことで、鍛錬をし、
歌詞を訳し身の内に入れることで、哲学・文学的要素を学びます。
capoeiraでは技だけや歌だけでは不十分で、何か一つで良いという訳ではなく全ての教養が必要です。

これは素晴らしい事です!
ある一部の競技化された武道では、競技に特化しているので、他の色々な事を学ぶのは難しいです。
しかもcapoeiraでは性別・年齢・体格に関係無く、Jogo(ジョゴ:試合の様なもの)をします。
色々な事を学べる事、老若男女関係なく交流できる事、これが武道には必要なのだと思います。
そう言った事を考えると、競技化された武道よりもcapoeiraの方が武道らしいとも言えます。

もちろん、これらは漫然とレッスンを受けるだけでは得られません。
だからと言って周りに目を向けず、がむしゃらに頑張れば良いと言う訳でもありません。
先生の話を良く聴き、仲間達との交流を楽しみ、自身で良く考える。
只々capoeiraを本気で楽しめば良いと思います。
簡単な事ですが、見失いがちな事です。

皆さんは、何か本気で楽しんでいますか?
辛くても、苦しくても、面倒くさくても、気分が乗らなくても楽しめることはありますでしょうか?
どんな事が起きても、どんな事態になっても、自分の心に『楽しい』という気持ちが持てるなら、それはその人の生きる『道』だと思います。

と、capoeira3年生の者が言っても説得力に欠ける部分が多々あると思います。
ではまず、Jogoをしましょう♪
お互い握手して、capoeiraの輪に入れば言葉はいらないと思います!
初めましての人も、こんにちはの人も声をかけてください。
VAMOS JOGAR CAPOEIRA !!

東京支部 Ratel

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