20090601

支部長ブログ VOL.14

月毎に東京・千葉・神奈川支部長が記事を書いて投稿していきます。

東京支部目黒道場主 渡部

実り



目黒道場の屋上ではプランター栽培の会「Amigo de Sol」が野菜を育てています。
種を蒔いたり、苗を買ってきたりしてみんなで植え付けました。
暖かくなってきてずいぶん大きくなり、最近ではぼちぼちと実をつけ始めました。

メストレ・デシオはよくカポエイラの成長を植物の成長に例えます。
種を蒔き、目が出て、枝が伸び、花が咲き、やがて実を結ぶ。
メストレ・デシオとSANURAI先生が蒔いたコハダン・ジ・コンタスの種はだいぶ大きく成長し、多くの実を結び、今も新しい芽が出続けています。

「しっかりと根を張った植物は簡単には倒れない。カポエイラも同じだ」
これもメストレ・デシオの言葉です。
立派に成長した上の部分を支えるだけの土台もしっかりしてないといけないです。
こちらの方が大事かもしれません。
風が吹いても雨が降っても余裕をもってゆったりと支えられる強さが大事です。

カポエイラにとっての土台とはカポエイラの歴史のつながりの中にいるかどうかだと理解しています。
「カポエイラはずっと受け継がれてきたものだから誰のものでもない。それを次の世代に受け継いでいくその流れの中にいなくてはいけない」
これも多くのメストレ達が言う言葉です。
カポエイラの歴史の流れの中にしっかりとつながっていることによって、何が起こっても些細なことだと受け流せるような強さが育っていくのだと思います。


今年の昇段式では僕がクラスを持ち始めてからの生徒たちの帯にも黄色が入り始めます。
確実に実ってきているのはとても嬉しいです。

このきゅうりもしっかりと実り、ちなみに先っぽ黄色です。

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