20090415

支部長ブログ VOL.10

月毎に東京・千葉・神奈川支部長がカポエイラブログを書いて投稿していきます。

千葉支部代表 中村

共育


昨年に引き続き千葉支部のAriranhaさん主催のイベント「Asante -Vol.5- ~THE SHOW WOULD GO ON~」に参加させて頂きました。

今回は小学5年生の男の子が二人、舞台デビューとなりました。
ガチガチに緊張してしまうかなと思っていたのですが、周りの大人達がとてもリラックスしていたので彼らも良い意味で解れていたようでした。
そして本番では、同じく周りの大人達の集中力を感じとって引き締まった心でカポエイラを披露。
リラックスと集中の切り替えが素晴らしかったです。

一人の男の子は当初、イベントに参加することを恥ずかしがり、また怖がっていました。
しかし全てが終わったあと彼は
「今日は49点。思った技が出せなかった。」
と反省していました。
これは未体験のものに恐怖を抱きながらも、逃げずに闘って感じた者の感想だと思います。
「次はもっと頑張る」
反省をして、次を見据える。
彼は確実に逞しく成長していました。


イベントのような日常とは違う稀な環境下においては特にですが、
子ども達は周りの大人達の空気を敏感に感じとり、自分の行動を決めます。
ならば子どもに物を言う前に先ずは自分を見つめ直さねばならない。
言葉よりも態度で示す。
難しい事ですが、指導者として、いち日本人として備えていきたいものです。

子ども達に教えていると、逆に気付かされたり、教わることが多々あります。
「教え、育てる」
と同じに、「教わり、育ててもらう」
「教育」とは一方通行ではないんですね。
私にとっては「共育」という表現の方がしっくりくるように思えます。



今回協力してくれた15人の生徒さん、お疲れさまでした&ありがとうございました。
主催者のAriranhaさん、良い機会を与えてくれてありがとうございました。

皆さん、共に育っていきましょう!

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