20090818

支部長ブログVol.21

月毎にランダムに東京・千葉・神奈川・静岡・新潟支部長が記事を書いて投稿していきます。

日本支部代表 池村

7/16~8/12までの1ヶ月弱、館長は日本に滞在していました。
皆刺激を受け、今後より良い方向へ行くと思います。

館長より今年もたくさんの課題を頂きました。
今年は10回目の来日でした。
館長は年々動きがシンプルになり、中心に近付いている感じがします。



私自身まだまだ成長段階ですから、昨年見えなかった物が見えるようになったり、以前は気になっていたものが全く気にならなくなったりもしています。
ですから、変化に気が付くレベルも変わってきているのは確かです。
そんななか、今年はフィロソフィーア(哲学)についての教えが印象に残りました。ブラジルでは人口のほとんどがキリスト教徒で、町の至る所に教会があります。哲学的な教えは聖書からきているものもありますが、カポエイラのメストレとして培った経験からの教えが多いです。

いつも感じるのが、日本には武士道精神だとかいうものがあるが、実際日本人は殆どの人が信仰が無いということ。しきたりや伝統で行動する部分も無い訳ではないが、理解していない。バイブルが無いように感じる。
なので話しが通じない、通らない事が多々ある。

オンリーワンも良いが、哲学の上にあるオンリーワンなら文句はない。とにかく試合で勝てば良い訳ではない。ただお金を沢山稼いだから偉い訳ではない。

スポーツにはスポーツマンシップという素晴らしい哲学がある。

武術には道がある。

カポエイラにも同じように哲学があり、技だけではだめだ。

心に音楽を注ぎ、それを身体に流し込み、愛情をもって技を使う。愛情無くしては誰とも調和は出来ない。

また、気合いを入れるからキレが出て、周りに反響する。
歌や楽器も同じ原理だ。

カポエイラがそれを教えてくれる。気分が乗らない時でも、音楽を聴いて身体を動かせばそんな事はすぐに忘れて元気になる。皆が元気になれば笑顔がたえない。




館長が言っていました。

心が豊かであれば、技も豊かになる。心に曇りがあれば技は冴えない。

カポエイラは恋人だと思って心を開き、リラックスして稽古に取り組むと良いと。

じっくり行きましょう。

C.M Samurai

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